私はこれまでの人生で2回転職をしており、そのどちらも働きながら転職活動を行いました。
本記事を読んでいる方の中にも「転職したいけど、今の職場で働きながら転職活動なんて時間がないから絶対無理!」と考えている方もいるかと思います。
おっしゃるとおり、働きながらの転職活動は使える時間に限りがあり、それに加えてかなりの体力が必要と、想像以上に大変です。
ですが、タイトルにもある通り働きながらの転職活動は無理じゃありません!
本記事の内容
- 転職活動の流れ
- 私が実際に行ったこと
- 働きながら転職活動をするメリット
本記事執筆時点(25歳)で務めた会社は3社目なので、転職回数が多いと感じる方もいることでしょう。
しかし、現在は毎日がとても楽しく、職場の人間関係にも恵まれ充実しているので、あの2回の転職活動をして良かったと胸を張って言えます!
今回は、そんな私の体験談をお話ししたいと思います。
転職しようか悩んでいる1人でも多くの方の参考になれば幸いです!
私について
転職活動についてお話をする前に、転職時の私の状況を簡単にまとめました。
- 25歳男性
- 妻と2人暮らし(新婚)
→半年ほど前にアパートで同棲を始めたばかり - FPや日商簿記など、資格をいくつか保有
- 転職回数2回
→1社目は金融機関、2社目はIT企業
転職活動を始めたきっかけ
それでは、転職活動の紹介に入りたいと思います。
まずは、転職を考えたきっかけです。
1回目:金融機関から
私が金融機関からの転職を考えたきっかけは、仕事に対するやりがいを感じる機会が減ってしまったことです。
それは入社して5年が経ったある日。
私は高卒で5年目だったので23歳、つまり大卒1年目と同い年になるのですが、この大卒1年目の初任給がその時点の私の給与よりもずっと高かったのです。
大卒と高卒で給与体系が違うことは理解していましたが、それでも金額にあまりにも差があったので当時は酷く驚いたことを覚えています。
高卒の先輩に話を聞くと「ウチの会社では高卒が大卒の給与に追いつくことは絶対にない。たとえ、営業成績がどんなに良くても関係ないよ。」とのことでした。
給与が仕事の全てとは思っていませんが、「高卒だから、大卒だからで評価が最初から決まっているのなら、何のために仕事をしているのだろう?」とモチベーションが上がらなくなってしまいました。
仕事内容に不満はありませんでしたが、こんな気持ちで仕事を続けるのは自分に嘘をつき続けることになり、何よりお客さまに対してあまりにも失礼にあたると考え、転職を決意しました。
2回目:IT企業から
当時の私はIT企業に憧れていたので、金融機関からの転職先にはIT企業を選びました。
2回目の転職活動は、そのIT企業からです。
金融とはまた違う業界で学べることが多く、仕事内容も興味のある分野で楽しかったこともあり、毎日がとても充実していました。
しかし、とても激務で日付が変わるまで帰宅できない日が何日も続いたので、そこはずっと引っかかっていました。
いくらやりがいがあって楽しいと思える仕事でも、これでは身体が持たないのではないか?
20代の今は良くても30代、40代になって体力が衰えれば、続けられるかわからなくなるよな・・・
このままではいつか身体を壊してしまうと考え、半年ほど勤めた頃に再度転職を決意しました!
転職活動の進め方【働きながらでも大丈夫!】
転職活動には転職エージェントの「リクルートエージェント」と「doda(デューダ)」、それらと併せてハローワークを使用しました。
転職エージェントでは登録者一人一人に担当者がつき、登録時の情報をもとに様々な企業を紹介してくれます。
それだけでなく、履歴書や職務経歴書の内容チェックも行ってくれて、申込時のサポートもかなり手厚いのに加え、なんとこれらの支援を無料で受けることができます!
応募できる企業に若干の違いがあったので、私の場合は2社に登録しましたが、「試しに1社だけ登録してみたい!」という方は、紹介してもらえる企業の数が一番多いと思われる「リクルートエージェント」がおすすめです。
初めての転職で何から始めれば良いのか分からないという方でも、転職エージェントなら転職活動の進め方も教えてくれるので安心です!
転職活動を始めたら利用するしないは別として、最初に登録しておきましょう!
また、転職先に地元企業を希望していたので、地元企業の求人を多く取り扱っているハローワークも同時に利用しました。
基本的には転職エージェントで紹介してもらった企業をチェックし、時間があるときはハローワークに通って自分に合う求人を探す、という流れで転職活動を行いました。
転職活動を終えた現在の状況
2回の転職活動を経て、現在は金融やITとは別の業種に勤めています。
現在勤めている企業は「ワーク・ライフ・バランス」をとても考えてくれるうえに、人間関係も良好なので、このまま定年まで勤めたいと思える環境が整っています。
この企業に勤めてからの私は結婚をし、ずっと憧れていた実家を出てアパート暮らしをしたりと、私生活の面でもとても充実しています!
転職活動中は不安と闘う毎日でしたが、それを乗り越えたからこそ現在の有意義な毎日があります!
アニメを観たり、ゲームをする時間も確保しやすくなりました(笑)
転職活動を通して良かった点
ここからは転職活動をして、良かったと感じたことの紹介をしていきます。
自分磨きのために取り組んでいた勉強が役に立った
私はプライベートで自分が興味のある資格の勉強をしてるのですが、この資格に対して興味を持っていただける企業が予想以上に多かったです。
面接では資格について何らかの質問をされ、そこから話題を展開していくという流れが非常に多く、私という人間をアピールするのにとても役立ってくれました。
入社後に私の面接を担当していただいたから、「仕事以外の場でも意欲的に学習をしているのが伝わってきたから、入社後も同じように努力し続けて、成長してくれるはずだと思ったから採用したんだよ。」と言っていただけました。
自分のためにやってきた勉強が、こんな形で役に立ってくれて感動しました!
今後もスキルアップのための勉強は続けていこうと思います!
様々な企業や仕事内容を知ることができた
転職活動を進めていく中で多くの求人票を見る機会があったことで、これまでの自分が知らなかった企業や業務内容を知ることができました。
自分が勤めている・勤めたことがある企業以外は、調べないと情報がなかなか入ってこないものなので、社会人としての視野が広がり成長できたと感じました。
色々な会社の企業情報を知ることは勉強になるし、なにより楽しい!
求人票を見るまで存在を知らなかった、なんて会社が見つかることもありますよ!
転職活動で大変だったこと
もちろん良かったことだけでなく、大変だったこともあったので紹介していきます。
時間の確保が難しい
私は働きながら転職活動を行ったので、活動する時間を確保するのにとても苦労しました。
平日は仕事なので自由に動けるのは平日の夜と休日のみということもあり、仕事の疲れから眠くなる、次の日の仕事の準備に追われてしまう、などと使うことのできる時間は想像以上に少なかったです。
このままでは活動が一向に進まないと思ったので、疲れにくい身体を作るための筋トレや、その日にやることをノートに書き出して整理するなどして、限られた時間を最大限に活用できるよう工夫しました。
その甲斐あってか、転職活動開始前と比べて、時間を有効に使えるようになったと感じています。
まとめ:働きながら2回の転職活動をした私が思うこと
私は2回の転職活動を通して、仕事との向き合い方や持っているスキルはごまかしが利かないものであるということを学びました。
「転職するつもりだから、今の会社では適当に頑張ればいいや」といった気持ちで仕事をしていると、その姿勢が今の会社の方、ひいては転職先の企業にも伝わってしまいます。
仕事に対する姿勢は日々の積み重ねによるものなので、たとえ転職予定でも今の仕事に一生懸命取り組むことが大切!
転職するしないに関わらず、転職活動に取り組むことは自身の視野を広げることにつながります。
もしも今現在悩んでいるという方は、とにかく行動に移してみてください!