今もなお高い人気を誇る、不朽の名作「鋼の錬金術師」。
作品の知名度はかなり高いですが、知っているのは名前だけで内容はよくわからないという方もいるかと思います。
こんなに素晴らしい作品を知らないなんてもったいない!
私が魅力を伝えねば!
こんな謎の使命感?から本記事の執筆に至りました(笑)
本記事の内容
- 「鋼の錬金術師」の概要
- 作品の魅力
- 個人的な感想
本記事はネタバレを極力避けて執筆したので、「ネタバレが気になる・・・」という方でも安心してご覧いただけます!
ちなみに当然と言えば当然ですが、私は漫画もアニメも全て視聴済みです。
そんな私が知る「鋼の錬金術師」の魅力を余すことなく伝えていくつもりなので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!
「鋼の錬金術師」について
まず初めに「鋼の錬金術師」の概要をお話ししていきたいと思います。
基本情報
作品名 | 鋼の錬金術師 |
ジャンル | ダーク・ファンタジー |
作 者 | 荒川 弘(あらかわ ひろむ) |
出版社 | エニックス →スクウェア・エニックス |
巻 数 | 27巻(全108話) 完全版:18巻 |
ジャンルはダーク・ファンタジーに該当するらしいのですが、全編を通して内容が暗くなりすぎることがないため、年齢性別問わず誰でも楽しむことができる作品です。
約9年間連載された非常に人気の高い作品ということもあり、アニメや映画、ゲーム化もされています。
本記事で紹介するのは、漫画版「鋼の錬金術師」です!
あらすじ
物語の舞台は、19世紀のヨーロッパをイメージして描かれた錬金術の存在する世界。
主人公「エドワード・エルリック(通称:エド)」とその弟「アルフォンス・エルリック(通称:アル)」は、病気で亡くなった母を生き返らせるため、錬金術における禁忌である人体錬成を行います。
しかし錬成は失敗。
その結果、エドは左足を、アルは身体全体を失ってしまいます。
エドは再度錬成を試みて、なんとかアルの魂を錬成、鎧に定着することに成功。
この錬成の代償としてエドはさらに右腕を失ってしまいますが、何とか一命は取り留めました。
数年後、兄弟は失った肉体を取り戻すため「賢者の石」を探す旅にでる、というお話です。
エドは失った右腕と左足の代わりに機械鎧(オートメイル)という鋼の義肢を装備しています!
「鋼の錬金術師」の魅力
連載が終了してから10年以上経った今でも高い人気を誇り、ファンも多い本作。
なぜこれほどまで愛されるのでしょうか?
そんな「鋼の錬金術師」の魅力についてお話していきます!
心に響く・かっこいい名言の数々
魅力の1つに名言の数々が挙げられます。
ネタバレを避けるため、代表的なものを1つだけ紹介しますね。
物語序盤で出会うとある女性は恋人を失った悲しみから、錬金術で人を騙すインチキ教主の宗教を信じ切っています。
この教主をエドとアルが倒すのですが、女性は騙されていたことを知って、生きる希望を失ってしまうのでした。
女性から「これから私は何にすがって生きていばいいのよ!」と行き場のない感情をぶつけれられてしまったエドとアル。
そこで主人公のエドが発したのがこのセリフです。
一見冷たく突き放しているように聞こえますが、何かにすがるのではなく、自分の力で前に進むことが大切さだということを教えてくれるセリフになっています。
あんたには立派な足がついている・・・。
義足のエドがこのセリフを言うからこそ、響くものがあるのかもしれません。
この他にも沢山の名言が存在するので、ぜひチェックしてみてください!
物語に引き込まれるストーリー展開
「鋼の錬金術師」は兄弟が失った肉体を取り戻すために旅をする、というお話です。
その旅の中で世界や国の秘密、謎を知ることになりその陰謀に巻き込まれていくという、壮大なストーリーが展開されていきます。
「誰が敵なのか?」「敵の目的は?」「エドとアルは元の肉体を取り戻すことができるのか?」
最後まで予想できない展開にどんどん引き込まれていくこと間違いなしです!
謎が物語の中で徐々に明らかになっていき、最終盤で全てが繋がる瞬間は鳥肌もの!
続きがとにかく気になってしまい、ページをめくる手が止まらなくなりますよ!
登場人物一人一人にストーリーがある
本作には敵味方問わず、多数のキャラクターが登場します。
登場人物が多い作品だと「結局このキャラは何がしたかったの?」「そんなキャラいたっけ?」となってしまうこともありますよね。
しかし、「鋼の錬金術師」にそんな心配はご無用!
メインキャラはもちろん、サブキャラや敵にも信念をしっかり持たせることで、魅力的な人物に仕上がっています!
本作を読んでいると、脇役という言葉が失礼に思えてしまいます。
使い捨てのキャラなんて一人もいません!
「鋼の錬金術師」個人的な感想
ここまで「鋼の錬金術師」がどんな作品なのか解説してきました。
ここからは私が個人的に感じた部分についてお話ししていきたいと思います。
良かった点・気になった点
本作品の伏線回収は見事の一言。
ネタバレになってしまうので詳しく書くことはできませんが、「進撃の巨人」のような伏線回収がしっかりした作品が好きだという方であれば間違いなく楽しめるはずです!
エドとアルは亡くなった母親を生き返らせようとして体を失ったという暗い過去があります。
その他にも登場人物の死やエグいシーン、敵側の非人道的な行いが次々と登場するので、物語全体を通して暗いと感じるかもしれません。
ダーク・ファンタジーというジャンルである以上、ある程度は仕方のないことだとは思いますが。
シリアス一辺倒というわけではなく、クスッと笑えるコメディ要素や感動できるお話も中にはあるということも知っておいて欲しいです!
おすすめできる人
「鋼の錬金術師」をおすすめできる人
- ダーク・ファンタジーが好き
- スッキリする伏線回収を楽しみたい
- 心に響く作品を読みたい
特におすすめできる方はこんな感じですが、あえて言います。
本当に面白いから全員読んで!
全27巻を多いと感じるかもしれませんが、一度読み始めたらあっという間に読み進めてしまいますよ!
アニメもおすすめ
「鋼の錬金術師」は漫画だけでなくアニメもおすすめなので、漫画よりもアニメ派という方でも大丈夫です!
ちなみに「鋼の錬金術師」のアニメは2種類あります。
- 「鋼の錬金術師」:オリジナルストーリー
- 「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」:ほぼ原作に沿って展開
原作に沿って視聴したい方は「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」を選べば間違いありません!
アニメ版の視聴ならAmazonプライムビデオがおすすめです。
オリジナルストーリーで展開されている「鋼の錬金術師」も高い評価を誇っています。
気になる方は原作視聴後にチェックするのがおすすめです!
まとめ:「鋼の錬金術師」は今も昔もこれからも名作であり続ける!
今回は「鋼の錬金術師」についてお話ししました。
本作は、老若男女問わず全ての方が楽しむことができる名作です!
きっと後悔しないので、ぜひ一度ご覧になってみてください!
私も自分に子供ができたら読んでみてと言ってみるつもりです(笑)