今回紹介するのは「メイドインアビス」というアニメです。
テレビアニメ第1期が放送されたのは2017年。
その後、2020年に劇場映画が公開、2022年にはアニメ第2期も放送されました。
第2期の続編(第3期?)も放送日は未定ですが、制作が決定しているなど、その人気の高さがうかがえます。
本記事の内容
- 「メイドインアビス」の概要
- 本作の魅力
- 視聴する際の注意点
キャラクターが可愛らしいので、ほのぼのした話をイメージして視聴すると、間違いなく裏切られることでしょう。
本作を一言で表すなら、ギャップが凄まじいということ。
私は事前情報が全くない状態から視聴をスタートしましたが、ストーリーの展開、描写に唖然としてしまったのを覚えています(笑)
本記事では、そんな「メイドインアビス」を実際に視聴して感じたことを紹介していこうと思います。
「メイドインアビス」に興味のある方、面白いアニメを知りたい方のお役に立てれば幸いです。
ちなみに視聴はAmazonプライムビデオがおすすめ!
「メイドインアビス」の概要
まず初めに本作の概要を紹介します。
基本情報
作品名 | メイドインアビス |
ジャンル | ダークファンタジーアドベンチャー |
作 者 | つくし あきひと |
出版社 | 竹書房 |
巻 数 | 12巻(2023年8月時点) |
本記事執筆時点(2023年8月)で、原作漫画は未完結。
出版社である竹書房のウェブコミック配信サイト「WEBコミックガンマ」にて連載しています。
不定期連載のため更新は早くありませんが2度のアニメ化に加え、劇場映画も公開されているなど、非常に人気のある作品です。
あらすじ
およそ1900年前に南海の孤島で発見された「アビス」という謎の縦穴。
アビスは穴の直径だけで約1000メートルあるほど巨大で、深さはいまだに解明されていません。
アビスの中には通常では考えられないような危険生物が生息していたり、今の人類では到底作りえない遺物という貴重な人工物が眠っています。
そんなアビスに潜って謎を解明しようとする者たちは「探窟家(たんくつか)」と呼ばれ、彼らがアビス周縁に築いた拠点が巨大化していつしか「オース」という街となりました。
本作の主人公「リコ」はオースの街の孤児院で暮らす探窟家見習いです。
リコの夢は母のような偉大な探窟家になること。
そんなある日の探窟でリコは人間の少年によく似たロボットを発見します。
そのロボットは記憶を失っていたので、リコにより「レグ」と名付けられ、孤児院で共に過ごすことになりました。
レグとの出会いから2ヶ月ほど経った頃、リコの元へアビスの深層にいるはずの母から封書が届きます。
封書には誰も見たことがないアビス深層の生物の情報と、「奈落の底で待つ」と書かれた紙が同封されており、その中にはレグによく似たロボットの絵もありました。
封書を読み終えた後、リコは母に会うため、レグは自分が何者なのかを知るためアビスの深層を目指すことを決意します。
アニメシリーズ一覧
タイトル | 内 容 | 備 考 |
メイドインアビス | テレビアニメ第1期 全13話 | 原作1巻から4巻途中まで |
メイドインアビス 深き魂の黎明 | 劇場版 | 原作4巻途中から5巻まで |
メイドインアビス 烈日の黄金郷 | テレビアニメ第2期 全12話 | 原作6巻から10巻まで |
注意して欲しいのは劇場映画である「メイドインアビス 深き魂の黎明」の存在。
上記の表にもありますが本作は番外編などではなく、テレビアニメ第1期と第2期の間のストーリーとなっています。
こちらを視聴していないとテレビアニメ第2期の話に繋がらなくなってしまうので、注意してください。
「メイドインアビス」の魅力
本作の概要の解説が終了したところで、ここからは私が思う本作の魅力について語っていきたいと思います。
アビスの存在
メイドインアビスを語るうえで外せない「アビス」。
物語の舞台となっている謎の大穴で、特殊な力場があるため地上からの観測はできません。
アビス内部には危険な生物が生息していて、人間を襲うものも数多くいます。
また、探窟家たちはアビス内で下から上に移動することで発生する謎の現象である「上昇負荷」、通称「アビスの呪い」にも気をつけなければなりません。
アビスは深界一層、深界二層といった具合に層に分かれており、深度が深ければ深いほど受ける負荷も大きくなっていきます。
- 深界一層・・・軽い目まいと吐き気
- 深界二層・・・重い吐き気と頭痛、末端の痺れ
- 深界三層・・・二層での症状に加え、平衡感覚の異常に幻覚と幻聴
- 深界四層・・・全身に走る激痛、および全身の穴から流血
- 深界五層・・・全感覚の喪失、それに伴う意識混濁、自傷行為
- 深界六層・・・人間性の喪失もしくは死
- 深界七層・・・確実な死
表にあるとおり、六層から下に潜ると上昇負荷の存在から帰還が実質不可能となってしまうので、一生をアビスで過ごすことになります。
上昇負荷の設定、キツすぎです・・・。
上昇負荷は帰還する際だけでなく、階段や坂道を登っただけで発現することもあります。
症状だけでなく、当たり判定もかなり厳しい鬼畜仕様・・・。
まあ、そこがこの作品の面白いところなのですが(笑)
可愛らしいキャラからは想像できない絶望感
本作に登場するキャラクターは可愛らしいデザインなので、ぱっと見だとほのぼのしたファンタジーを想像してしまうのではないでしょうか?
私自身がまさにそうで、当初はほのぼの系アニメだと思って視聴を開始しました(笑)
しかし、物語が進むにつれ、それは勘違いだったと気づくことになります。
アビスに生息する危険な生物たち、上に移動するだけで発現する呪い、おまけに主人公のリコはまだ見習いなので、探窟家としての経験値が圧倒的に足りない・・・。
そんな過酷な環境でも必死に苦難を乗り越えようとする姿に胸を打たれ、見てるこっちがドキドキしてしまいます。
「ここからどうなるの?」「この危機をどうやって切り抜けるんだろう?」と続きが非常に気になる作品です。
個性的で魅力的なキャラクター
本作に登場するキャラクターはとても個性的で、魅力に溢れています。
私が好きなキャラクターは「オーゼン」という白笛の探窟家。
白笛というのは探窟家のランク。
探窟家のランクには見習いの赤笛、一人前の蒼笛、師範代の月笛、達人の黒笛、英雄の白笛があります。
オーゼンのランクは探窟家の最高位である白笛。
2メートルを超える長身に加え、遺物によってとんでもない怪力を誇ることから、「不動卿」「動かざるオーゼン」の異名を持ちます。
見た目は若々しいですが、白笛の称号を手にしてから50年以上経過しているそうで、かつては主人公の母「ライザ」の師匠でもありました。
そのライザの娘で本作の主人公であるリコとどのように関わっていくのか、要注目です!
「メイドインアビス」を視聴する際の注意点
非常に面白い作品で私は大好きなのですが、誰にでもおすすめできる作品というわけではないです。
ここからはその理由をお話ししていこうと思います。
グロテスクなシーンがある
メイドインアビスにはグロい・エグいシーンが存在するので、そういった描写が苦手な方は注意が必要です。
本作に登場する可愛らしいキャラクターたちが、思わず目を背けたくなるような残酷な目に遭います。
もちろん主人公のリコも例外ではありません。
ネタバレを避けるため、詳しくはお話ししませんが(笑)
人によってはトラウマになりかねないレベルの話もあります・・・。
可愛らしいキャラクターたちとのギャップが大きいんでしょうね・・・。
グロいシーンは確かに多いですが、それを加味しても素晴らしいアニメです。
ただ「グロいな・・・」で終わるのではなく、そこに至るまでのストーリー、ドラマに注目して視聴してみてください!
まとめ:「メイドインアビス」は困難と希望の物語
以上、メイドインアビスの紹介でした!
とても面白い作品なので、少しでも興味のある方はぜひ一度視聴してみてください!
神アニメなので!
視聴する際はグロいシーン、エグいシーンが存在することを忘れないでくださいね。