MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)という資格を知っていますか?
「資格取得 おすすめ」などと検索したことがある方なら知っているかもしれませんが、MOSはパソコン試験の一種で、5科目7種類の試験があります。
私はこれまでに6種類の試験を受験し、合格してきました!
本記事の内容
- MOSとは?
- 受験した理由
- 勉強方法と使用したテキスト
- 学習するメリット、大変だったこと
「名前は聞いたことがあるけどどんな試験かわからない」、「これからの受験を検討している」という方の役に立ちたいという思いから本記事を作成しました。
丁寧な紹介を心がけているので、ぜひ最後までお付き合いください!
MOSとは?
MOSとは「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト」の略で、WordやExcelといったマイクロソフト・オフィス製品の利用スキル、理解度を証明できる資格のことです。
科目は「Word」「Excel」「PowerPoint」「Access」「Outlook」の5種類。
そのうち「Word」と「Excel」のみ、試験が「Specialist」と「Expert」の2種類に分かれています。
よって試験の数は全部で7つです。
筆記試験は一切なく、パソコンを使用しての実技試験のみになります!
私がMOSを受験した理由
私がMOSを受験したのには2つ理由があります。
1つ目は事務職に必要なパソコンスキルを身につけたかったからです。
元々パソコンを触るのは好きだったのですが、それをうっかり会社の上司や同僚に話してしまったところ、「それならこういう資料も作れる?」「関数も使いこなせるよね?」といった具合にパソコンができる人と認定されてしまい、資料や表の作成をしばしば頼まれるようになりました。
「パソコンが好き=パソコンの操作が得意・出来る」という誤解から始まったことではありますが、
自分が興味のある分野だし、ちょうど良い機会だから真面目に勉強してみよう!
と考え、勉強をすることに決めました。
2つ目はパソコンスキルがあることを証明するものが欲しかったからです。
せっかく勉強をするなら、勉強したという証も一緒に欲しかったので、パソコン関係の資格を調べることにしました。
その中でMOSの存在を知り、私が学習したい内容にマッチしていたことが受験のきっかけでした!
パソコン関係の資格ならこちらもおすすめなので、興味のある方はぜひご覧ください!
MOS試験対策で使用したテキストと勉強方法(独学)
MOSは試験代が高額なので、その他の費用をできるだけ抑えるために独学で学習しました。
結論を言うと、MOSはどの科目の試験も独学で十分合格可能です!
誰でも受かる簡単な試験というわけではありませんが、きちんと対策を行っていれば、パソコン操作が得意じゃないという方でも合格するのは難しくありません。
それでは実際に私が使用したテキスト、勉強方法を紹介します!
使用したテキスト
学習に使用したテキストは、FOM出版の「よくわかるマスター」シリーズです。
この本の内容をしっかりマスターしていれば合格可能なので、自分が取得したいバージョン・科目のテキストを用意してください。
MOSの学習をするならこれ以上のテキストは無いと言っても過言ではありません!
私も大変お世話になりました!
勉強方法①テキストを1周する(目安:1週間)
とりあえずテキストを1周しましょう。
テキストは章ごとに構成されており、各章の終わりにその章の要点が集約された章末問題があります。
章末問題は1周目だと難しいと感じるかも知れません。
その場合は答えを見ながらでも構わないので、とにかく自分の手を動かして、最後まで問題を解くようにしましょう!
勉強方法②1周目が終了したら、そのまま2周目へ(目安:1〜2週間)
1周目が終了したら、そのまますぐに2周目に取り組みます。
基本的な進め方は1周目と同じですが、2周目では答えを極力見ないで問題を解きましょう。
この時点だと、解き方がわからない問題も多くあると思うので、その場合は答えを見ても構いません。
ただし、答えは丸写しするのではなく、自分の手を動かして解き方を覚えるようにしましょう!
問題の解き方がわからないと、本試験や模擬試験の問題を解くことはできないので、この段階で解き方を身につけるといいです。
自信がない問題は繰り返し取り組むなどして、ひと通り自力で解けるようになったら次のステップに進みましょう!
勉強方法③模擬試験に取り組む(目安:勉強方法②終了後〜試験本番まで)
テキストを2周して各問題の解き方を理解したら、次はいよいよ模擬試験に取り組みます。
模擬試験は本番と同様の50分の試験時間がありますが、最初のうちは時間を計らずに、問題に取り組みましょう。
「模擬試験→わからない・間違えた問題を復習」というサイクルで学習に取り組み、最終的に30~40分以内に正答率が8~9割ほどであれば、本番でも余裕を持って対応できるだけの力が身に付いています!
模擬試験は取り組んだ分だけあなたの力になります!
1日に模擬試験1回分は解くようにしましょう!
MOSを学習するメリット
ここまででMOS試験の勉強方法やテキストについてお話ししてきたので、ここからは実際に受験した私が感じたMOSのメリットを紹介したいと思います!
オフィスソフトへの理解が深まる
1つ目はWordやExcelなどのオフィスソフトに対する理解が深まる、ということです。
私は仕事で日常的にオフィスソフトを使っていたので、「既に知っていることばかりだろう。」「あまり苦労せず合格できるだろう。」、と当初は考えていました。
実際に学習を始めてみると、これまで知らなかった・使ったことがなかった機能がたくさんあることがわかりました。
使い慣れたつもりでしたが、学習を通じて新たな面を知ることができました!
世界が広がるような感覚で、とても楽しかったです!
私はMOSを学習した後から、それまで以上に「理解しやすい書類デザイン」「効率的に業務を進めるにはどうすれば良いか」を常に考えるようになりました。
こうした意識を変えてくれるのも、MOSを学習するメリットです!
パソコンのスキルを客観的に証明することができる
就職や転職・アルバイトの面接では「パソコンは使えますか?」など、パソコンをどの程度使うことができるのか質問をされることがあります。
今はパソコンを全く使わない業種は少ないし、そもそもパソコンのスキルは目に見えるものではないですからね。
そんなとき、MOSの資格はアピールになります!
上記の質問に対し、「MOSという資格を持っています!」と答えても良いですし、履歴書に書いておけば面接開始時点でパソコンスキルがあることを伝えることができます。
パソコンを使えるという人は一定数いますが、資格まで持っている人はそれほど多くないので、周りとの差別化を図るために取得を目指してみてはいかがでしょうか?
MOSを学習するうえで大変だったこと
私は全部で6種類、MOS試験を受験してきました。
その中で大変だったと感じたことが1点あったので、それを紹介していきたいと思います。
答えだけでなく、操作手順も覚える必要がある
MOSには日頃からオフィスソフトを使用している方であれば、初見でも解くことができる問題も多数あります。
私も日頃からオフィスソフトを使っていたので、自信満々に答え合わせをしてみるとなんと不正解。
回答を確認しても答えは合っている。
それならどこが間違っているのだろう?
念のため解答だけでなく、そこまでの操作手順も確認してみると、自分の方法とは違うことに気付きました。
模範解答通りに操作して採点してみると、次はなぜか正解。
こういったことがMOSを学習していると、たびたびあります。
当時の私のように自己流でオフィスソフトを使っている人は、この操作手順を覚えるということに一番苦戦するはずです。
始めは「答えが合っているのになぜ不正解になるんだ」と納得できないかもしれませんが、問題をこなしていくうちに自然と解けるようになってきます!
操作手順、これが解答と同じくらい大切ですよ!
まとめ:MOSは独学でも合格可能です!
MOSの学習がおすすめな方
- パソコン関係の資格が欲しい方
- オフィスソフトへの理解を深めたい方
- 事務職にお勤め、転職の予定がある・したい方
私の体感ですが、MOSは本番よりもテキスト付属の模擬試験の方がずっと難しいです。
そのため、本記事で紹介したテキスト、FOM出版の「よくわかるマスター」シリーズを1冊やり込めば十分合格を目指せます。
皆さんもぜひ、MOSを勉強してオフィスソフトのスペシャリストを目指してみませんか?
パソコンを扱えることは、これからの時代必須ですよ!