ITパスポートという試験をご存知でしょうか?
ITパスポート試験は、ITに関する基礎知識を証明することができる国家資格です。
小学校でプログラミングの授業が開始するなど、日本のIT化はどんどん進んでおり、ITに関する知識は様々な場面で求められるようになってきています。
本記事の内容
- ITパスポート試験とは?
- 受験理由
- 勉強方法と使用テキスト
- 学習するメリット、大変だったこと
ITは今後間違いなく発展していく分野なので、勉強をしておいて損することは絶対にありません!
知識が全くないという方やなんとなくでしかわからないという方は、ITパスポートに取り組んでみることをおすすめします。
ぜひ最後までご覧ください!
ITパスポートとは?
ITパスポート(通称:Iパス)は冒頭でもお話ししたとおり、ITに関する基礎知識を証明することができる国家資格のことです。
IT系の資格はいくつかありますが、その中でも特に基礎的な内容を学ぶことができる、まさにITの入門資格と言えます。
筆記試験は一切なく、回答は全てパソコンで行います!
パソコンを使用した試験ではMOS試験が有名ですが、そのMOSと同じように試験終了後はその場で採点し、合否がすぐにわかるCBT方式を採用しています。
私がMOSを受験したときの体験談はこちらにまとめていますので、よろしかったらこちらもご覧ください。
私がITパスポートを受験した理由
私がITパスポートを受験したのは、ITに関する基本的な知識を身につけたいと思ったからです。
ITは私たちの生活にとってどんどん身近なものになっており、近年では小学校の授業にプログラミングが取り入れられました。
このような背景から、今後も間違いなく発展していく分野であることを予想しており、機会さえあれば勉強したいと考えていたとろ、「ITパスポート試験」の存在を知りました。
当時の私はiTに関する知識が全くなかったので、基本を学ぶのにぴったりの試験でした。
「IT系の入門資格ならITパスポート!」と言われるほどおすすめの試験です!
ITパスポート試験対策で使用したテキストと勉強方法
ITパスポート試験は独学でも十分合格可能です。
独学するうえで最も重要なのはテキスト選び。
自分に合うテキストを選ぶことさえできれば、たとえITについて学ぶのが初めてという方でも、合格する確率はグッとアップします!
ここからは私が合格するために実際に使用したテキスト、勉強方法を紹介します。
一緒に合格を目指しましょう!
使用したテキスト
まずはテキストの紹介です。
- イメージ&クレバー方式でよくわかる柏木先生のITパスポート教室
- ITパスポートパーフェクトラーニング過去問題集
「イメージ&クレバー方式でよくわかるITパスポート教室」はITパスポート試験定番の参考書として、多くの受験者が使用しています。
一つ一つの単元が数ページと短いこと、本番で出題される範囲を集中して解説しているので、挫折しにくく効率よく学習できるのが魅力の参考書です。
私自身も使用したおすすめのテキストですが、説明が少し淡々としている部分も感じられたので、その点は気になりました。
「ITパスポートパーフェクトラーニング過去問題集」は正統派の過去問題集ですが、特筆すべきはその問題の豊富さです。
紙とPDF併せて約20回分の過去問に取り組むことができます!
とにかく過去問を解きたいという方向けの内容なので、解説は少し弱いです。
そのため、解説用のテキストを別に準備しておく必要があります。
ITについて学んだことがあるという方はテキストだけでもテキストだけでも合格を狙えますが、逆にITを学ぶのが初めてだったり、合格する確率を少しでもアップさせたいという方は、過去問に取り組むのがおすすめです!
勉強方法①テキストを1周する
初めはテキスト「イメージ&クレバー方式でよくわかる柏木先生のパスポート教室」を読み進めましょう。
何を言っているのかチンプンカンプンな問題も数多く出てくると思いますが、解説を読みながらどんどん先に進んでください。
ITパスポートの問題は深い内容は求められませんが、範囲がとても広いです。
そのためテキストは何周もすることになるので、1回で全て覚える必要はありません!
流し読み程度で大丈夫ですよ!
勉強方法②過去問に取り組む(1回分)
テキストを1周し終えたら、1回分の過去問に取り組みましょう。
現時点ではおそらくわからない問題が多いはずです。
それでも間違えた問題は後でテキストを読み返せば良いだけなので、とにかく手を止めずにガンガン解いてください!
ITパスポートで出題される問題は全て4択なので、勘で正解できることもぶっちゃけあります(笑)
ですが本番で勘に頼るのはリスキーなので、しっかり勉強してくださいね!
勉強方法③わからないor間違えた箇所を中心に再度テキストを読む
「勉強方法②」の過程でわからなかったり、間違えてしまった問題はテキストに戻って、その箇所を中心にテキストを読み込んでください。
正解できなかった理由を明確にして、次回以降に同じ問題を正解できるようになっているのが理想です。
- 過去問(1回分)に取り組む
- わからないor間違えた問題はテキストを読んで理解する
- 前回と別の過去問(1回分に取り組む)
- 以降2〜3を繰り返す
このサイクルで学習を続けていけば、正解率は段々と上がっていきます!
9割ほど得点できるようになっている頃には、合格できる岳の知識が身についているはずですので、そのあたりを目安にするのがおすすめです。
練習では何度間違えても構いませんが、本番ではきちんと正解できるよう、間違えた箇所を放置しないようにしてください!
ITパスポートを学習するメリット
資格の勉強をするならその資格が役に立つのかどうか気になりますよね、
なので実際にITパスポートを取得した私の経験から、学習するメリットをお話ししていきたいと思います!
ITに関する幅広い知識を習得できる
一番のメリットはこれに尽きます!
ITと聞くと「技術者などの一部の人しか使わないのではないか?」と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、ITパスポートでは社内のインターネットやメールなどの情報セキュリティだったり、「SWOT分析」や「PDCAサイクル」といった経営に関する知識など、パソコン操作以外にも様々なことを学ぶことができます。
社会人なら知っておきたい知識を1つの資格試験で学ぶことができるので、何度も試験勉強をしたくないという方にもおすすめです(笑)
社会人の方だけでなく、学生の方にもおすすめですよ!
こちらの秘書検定もITパスポートと同様に汎用性の高さが魅力の資格です!
よろしければこちらもぜひご覧ください!
パソコンに対する苦手意識が少なくなる(個人差あり)
ITの勉強をすると個人差はありますが、パソコンに対する苦手意識が少なくなります。
苦手意識は自分自身がわからない、理解できないものに対して生まれるものです。
パソコン用語ってカタカナばかりで、初心者の方に優しくありませんからね。
当然勉強することで理解を深めていくことで、自然と苦手意識が少なくなるので、パソコンが苦手という方にこそぜひ取り組んでみて欲しい資格試験です!
ITパスポートを学習するうえで大変だったこと
私はITパスポートに約1ヶ月の学習で合格できました。
その期間中に大変と感じたことを紹介します。
範囲がとにかく広い
メリットの項目でITパスポートは幅広い知識を習得できるとお話ししましたが、これは裏を返せば試験範囲が広いということになります。
ですが、ITパスポートは全問選択式(4択)かつ6割の正答率で合格可能、そのうえ深い知識を問われるわけでもないので、勉強がめちゃくちゃ大変というわけではありません。
テキストと過去問を繰り返していけば、自然と頭に入ってくるので、焦らずじっくり学習を進めていきましょう!
広く浅くで理解することが大切です!
まとめ:IT系の入門資格ならITパスポートがおすすめ!
ITパスポートの学習がおすすめな方
- ITについて初めて学ぶ方
- 社会に出たばかりの方
- 学生の方
今回はITパスポート試験についてお話ししました。
ITと名前にあるものの、IT以外にも学べることのとても多い素晴らしい資格試験です!
自身のスキルアップを検討しているという方は、ぜひ受験してみてくださいね!